月ノ美兎が秘宝館で炎上した理由|館長の怒りとにじさんじの対応が話題に

人気VTuber・月ノ美兎さんが紹介した「八潮秘宝館」の動画をきっかけに、SNS上では炎上と呼ばれる騒動が巻き起こりました。

一見ユニークな文化紹介に見えた企画の裏で、施設側からは「無断撮影」「隠し録音」などの指摘が飛び出し、にじさんじ運営との対応を巡って深刻な対立に発展。

本記事では、この騒動の発端から秘宝館側の主張、マネージャーの対応、ファンの反応までを徹底的に解説。

文化と倫理のバランスが問われる今、なぜこれほどまでに物議を醸したのか、その背景に迫ります。

目次

月ノ美兎が秘宝館で炎上した理由とは?

VTuber・月ノ美兎さんが2023年に紹介した「八潮秘宝館」をめぐる動画が、SNS上で大きな議論を巻き起こしました。

この施設は性的な展示も含まれる“昭和レトロ系の私設博物館”であり、その紹介方法や取材体制を巡って賛否が分かれ、結果的に「炎上」と呼ばれる状態にまで発展しました。

本章では、秘宝館とはどういう場所なのか、月ノ美兎さんがなぜこの施設を訪れたのか、そして視聴者や関係者の反応がどのように“炎上”に至ったのかを順を追って整理していきます。

そもそも秘宝館ってどんな施設?

秘宝館とは、昭和期に全国に存在していたアングラ・成人向け文化を主題とした展示施設で、性教育や風俗史、珍品のコレクションなどがユーモラスに紹介されていることで知られていました。

特に今回話題となったのは、埼玉県八潮市にある「八潮秘宝館」で、これは個人が自宅の一部を改装して運営していた施設です。

紹介元の公式ブログでは「家の2階が秘宝館になっており、昭和カルチャーと性文化が融合した独特の空間」として紹介されています(引用:http://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/archives/50884547.html

この施設は2023年時点で一時的に休館中でしたが、文化的資料としての価値も一部から評価されており、独自の世界観を持つ場所として知る人ぞ知る存在でした。

月ノ美兎が訪れた経緯と動画内容の概要

月ノ美兎さんは、自身のYouTubeチャンネルでサブカルチャーや昭和文化にまつわる企画を多く展開しており、秘宝館もその文脈のひとつとして紹介されました。

施設側によると、彼女は本名ではなくハンドルネームで施設に予約を入れ、「個人で訪れた」という形式を取っていたとされています(引用:https://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/archives/50884585.html)。

訪問当日は、館長が彼女の素性を知らないまま応対し、撮影や録音が行われました。

後日、月ノ美兎さんが動画を公開し、多くの視聴者がこの施設の存在を知ることになります。

動画は現在、にじさんじ公式チャンネルでは非公開となっている可能性が高いですが、当時の投稿には「#みとの生放送」や「秘宝館」関連のハッシュタグが確認されていました。

炎上のきっかけとなった行動とは?

問題となったのは、動画内で八潮秘宝館の展示内容を紹介する際に、事前の十分な許可を得ずに撮影・録音を行ったことにあるとされています。

施設側は「無断取材と隠し録音」に強い憤りを示しており、後日公開されたブログ記事では「今後一切にじさんじの関係者からの取材は受けない」と明言しています(引用:https://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/archives/50884585.html)。

また、月ノ美兎さんの視聴者には未成年層も含まれており、性的コンテンツを含む施設を軽いノリで紹介したことに不快感を示す声も散見されました。

Twitter(現X)上では、当時「#月ノ美兎炎上」「#秘宝館」「#にじさんじ対応」などのタグが一時話題となり、以下のような投稿も見受けられました:

加えて、にじさんじ側のマネージャー対応が不誠実だったとの館長側の主張も広まり、騒動は拡大していきました。

ただし、これらの批判がファン全体の総意とは限らず、「昭和文化を紹介しただけで過剰反応」といった擁護意見もSNS上では見られました。

館長が激怒した理由|運営が絶縁宣言を出すまで

月ノ美兎さんが動画で八潮秘宝館を紹介した直後、施設運営者である館長・兵頭喜貴氏がブログ上で強い怒りを表明しました。

その怒りは、単に撮影対象となったことへの驚きだけでなく、にじさんじ運営側とのやり取りや“仁義なき取材姿勢”に対する深い不満に根ざしていました。

この章では、兵頭館長がどのような点に激怒したのか、そしてなぜ「絶縁宣言」まで至ったのかを具体的に見ていきます。

無断取材・隠し録音疑惑の詳細

月ノ美兎さんの来館時、彼女は個人名義で予約し、VTuberであることや動画収録の意図を館長に伝えていなかったとされています。

そのため、館長は「ただの趣味で来た好奇心旺盛な若者」だと思って対応していたと述べています(引用:https://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/archives/50884585.html)。

しかし後日、月ノ美兎さんが公開した動画には、施設内部の映像や、館長・他の来館者との会話内容が含まれていたことが発覚します。

兵頭館長はこれを「隠し録音」と表現し、「撮影も録音も何も事前に言われていない。完全に無断で使われた」と強く非難しました。

特に、展示物の撮影だけでなく、館長自身や偶然同席した知人(稲葉氏など)との会話が無許可で編集・使用されたことに対して、「取材倫理の欠如」として怒りをあらわにしています。

マネージャーの対応が火に油を注いだ

月ノ美兎さんの動画が拡散されて以降、秘宝館側はにじさんじの運営とメールでやり取りを行ったようですが、ここでの対応がさらに火種となりました。

館長の証言によれば、にじさんじ運営側のマネージャーが送ってきたメールの文面が「高圧的かつ不誠実」だったとされています。

具体的なメール内容の全文は明かされていませんが、兵頭館長は次のように記しています:

「おたくのタレントが無断で撮影し、隠し録音までしていったのに、謝罪どころか当然のような対応。ふざけるなと思った」(引用:https://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/archives/50884585.html)

この対応を受けて館長は、「月ノ美兎本人は好感の持てる人物だったが、運営側の態度は非常に問題だった」と明言し、今後一切の関係を断つ決意を固めたとしています。

館長が語った「絶縁宣言」の全文とその背景

兵頭館長は、件の騒動に対する最終的な見解として、次のような強い口調でブログに声明を発表しました。

「にじさんじ関係者からの取材・訪問は今後一切受け付けません。これ以上不愉快な思いはしたくありません。」(引用:https://blog.livedoor.jp/hyodo_shasin/archives/50884585.html)

この「絶縁宣言」はネット上でも大きく取り上げられ、YouTubeやX(旧Twitter)を中心に、

  • 「月ノ美兎は悪くないのでは?」
  • 「大人の対応をするべきだったのはにじさんじ運営」
  • 「秘宝館の対応にもやや感情的な部分がある」

といった様々な意見が飛び交いました。

一部では、館長の立場に共感を示す声もあり、文化財保護の観点からも「仁義を通すべきだった」とする主張も見受けられました。

にじさんじ側の対応とファン・視聴者の反応

今回の炎上騒動を受け、にじさんじを運営するANYCOLOR株式会社やマネージャー陣の対応にも注目が集まりました。

一方で、月ノ美兎さんを応援していたファンや一般視聴者の間では、さまざまな意見が飛び交い、SNS上では議論が拡大していく形に。

月ノ美兎にとっての今後の影響は?

月ノ美兎さんはこれまで、知的かつユニークなトークスタイルとサブカル愛で多くのファンに支持されてきました。

今回の騒動が直接的な活動停止などに影響している様子は見られませんが、一定のリスクやイメージ変化は避けられない可能性があります。

一部ファンからは、

「面白い文化紹介だったのに叩かれすぎでは?」
「こういうのも月ノ美兎らしさ。そこまで炎上する話か?」

といった擁護や同情の声も多く見られ、ファンダムの間では今回の件を「文化的活動の一環」と捉える層も存在しています。

一方、再発防止や「取材マナー」「成人向けコンテンツとの距離感」などに対して運営として明確なポリシーを示さなかったことに失望の声もあり、運営の危機管理体制への疑問も生じている状況です。

まとめ

今回の記事では、VTuber・月ノ美兎さんが八潮秘宝館を訪れたことをきっかけに発生した炎上騒動について取り上げました。

以下に記事の要点をまとめます。


  • 月ノ美兎さんは昭和文化への関心から、性的展示も含まれる「八潮秘宝館」を訪問
  • 秘宝館は個人運営の私設ミュージアムで、事前に撮影や録音の許可は取られていなかったとされる
  • 館長は、撮影内容やその後のにじさんじ運営のマネージャー対応に強く反発し、「絶縁宣言」を表明
  • にじさんじからの公式な謝罪や声明は確認されておらず、動画は非公開化された可能性がある
  • SNSでは「文化紹介として面白い」「未成年ファンに配慮が足りない」など、賛否両論の声が上がった

この騒動を通して浮き彫りになったのは、VTuberやクリエイターがリアルな場所や文化を紹介する際の「配慮」と「取材マナー」の重要性です。

もし今後、同じような文化施設を紹介する機会があれば、事前の丁寧な合意や説明、相手方との信頼関係の構築がますます求められるでしょう。

読者のみなさんも、好きなコンテンツの裏側でどのようなやり取りが行われているかを知ることで、より深く作品を楽しめる視点が広がるかもしれません。

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